心当たりがあれば、歯周病のサインかもしれません。
歯周病とは、歯垢に潜む細菌が歯周組織や歯を支える骨を溶かしてしまう疾患です。歯ぐきが赤く腫れる「歯肉炎」から始まり、自覚症状がほとんどないまま進行します。 ブラッシングが不十分だと発症しやすくなりますが、歯ぎしりやかみ合わせの不調、疲労やストレス、喫煙習慣なども危険因子です。
歯ぐきが赤く腫れます。 自覚症状はありませんが、ブラッシングでの出血は要注意です。
歯のクリーニングで歯垢や歯石を取り除きます。
歯周ポケットが深くなり、歯周組織や骨の破壊が進行。口臭の悪化、膿が出る、歯がぐらつくなどの症状が現れます。
歯のクリーニングで歯垢や歯石を取り除きます。症状によっては、外科的処置が必要になります。
骨の破壊がさらに進み、歯を支えられなくなります。歯がぐらぐらして、食事にも影響があります。
外科的処置が必要になります。抜歯治療が選択されることがあります。
クリニックでは、専用の器具や機械を使って歯垢や歯石を除去し、歯の表面をツルツルに磨いて歯垢の付着を予防します。 歯周病治療で最も大切なのは、ご自身による毎日の ブラッシングです。そのため当クリニックでは、ブラッシング指導に力を入れています。
一人ひとり歯並びが異なるため、患者さまに合わせた磨き方をお伝えしています。指導では、患者さまに適した歯ブラシや歯間ブラシなどを使用し、実際に手を動かしながらコツを伝授。使用したグッズはお持ち帰りいただき、ご自宅でのブラッシングにご活用いただいています。
歯周病の進行度をチェック。
専用の器具や機械で歯の汚れを除去。 お口の中をお掃除します。
患者さまに適した磨き方をお伝えします。
歯ぐきを健康に保つためのマッサージ法を紹介します。
歯周病の原因菌はお口の中だけでなく、全身にも悪影響を及ぼすことがわかっています。 糖尿病との相関が特に深いほか、心筋梗塞や脳梗塞、誤えん性肺炎、認知症、骨粗しょう症など、さまざまな病気との関連が指摘されています。 また、妊娠中は歯肉炎を起こしやすく、歯周病に発展すると低体重児の出産や早産のリスクが高まるため、注意が必要です。